第7回 敬愛すべき舶来Vintage Guitarたち
ついに念願の’57年製ストラトを購入しました!
これまで’56年、’63年製ストラトを購入してきました。
たしかにこれまでのストラトも良かったのですが、やはり自分の中では’57年の特徴である、
2トーンサンバースト、メイプルネック、アルダーボディ材の魅力には勝てず、
いつか本物の’57ストラトが欲しいと思っていました。
しかし、生産年数が約1年ということもあり、数も少なく
都内のヴィンテージギターショップにも数本程度しかありません。
その上、安いものは状態が悪い、状態の良いものは値段が高いという
まぁ当たり前の相場なのです。
掘り出し物というのはヴィンテージには存在しないのでしょうか?
取り合えず’57ストラトが置いてあるショップに片っ端から出かけて行き、弾いてみてました。
うーんどこか気に入らない・・・
音が詰まるもの、色が悪いもの、状態が悪いものetc・・・
その中に気に入った’57年製ストラトが見つかりました!
音良し、色良し、状態良しの3拍子揃ったストラトです。
これを逃したら、次はいつ巡り合えるかわかりません。
また、これ以上価格が高騰すると私たち凡人には手が出せない値段になってしまいます。
今買わなければ!
と言う訳で購入した訳です。
フェンダーストラトキャスター 1957年 数え切れないコピーモデルを生み、私の中でも憧れの存在だった’57ストラトがやっと手に入りました。
金額がそれなりにしましたが、満足感は何ものにも代えられません。
状態も良く、ネック、塗装、アッセンブリーとパーフェクトです。
コピーやレプリカを何本買っても結局は満足できないことを考えれば、本物を買うことは結局安くつく気がします。
本物の持つその存在感と歴史はやはり圧倒するものがあります。
スペック
・アルダー2ピース(コンター加工メチャ深!)
・メイプルネックonメイプル指板
(多少剥がれあり・・・)
・いわゆるオールドサンバースト
・他はあまりにも平凡なスペック(笑)
インプレッション
まず、持つとものすごく軽いです。これは50年代のストラトの特徴である、深いコンター加工のせいでしょうか?特にエルボー部のコンター加工はどんな’57ストラトのコピーモデルもコピー出来ていませんね
音は明るく広がりがあり、60年代のストラトとは対象的です。同じストラトなのにここまで違うものなのでしょうか?60年代のローズ指板のストラトはダークな音色ですが、50年代のストラトはカラッと明るくコリンとした音色です。
56年製までのアッシュボディはかなりパリパリした音でしたが、57年製はもう少しまろやかさが加わります。
これこそ私が求めていたストラトの音です。ハーフトーンも美しく、クキーンクキーンと鳴ってくれます。
ローコードを弾いてもキチッと和音になります。もうこれは一生の宝物ですね(笑)