第7回 愛すべき国産Vintage Guitarたち
セミアコモデルの初登場です。しかし335タイプではなく、アイバニーズオリジナルモデルです。
外観は335そのままですが実物を見てびっくりなモデルです。長年作られているのもうなずけますね
アイバニーズAM205 1985年 先ず外観で驚くのは、すごくコンパクトなボディでしょう!同じアイバニーズの名器ARほどの大きさでセミアコなのです。
それまではセミアコと言うと欲しくても、あの大きなボディに躊躇していた人も多いのではないのでしょうか?
たしかに335などは理想的な音がするのですが、あの大きなボディはちょっと・・・思っていました。
立って弾く分には問題ないのですが、座って弾くにはちょっと大きいなぁと常々思っていたのです。
それがAMシリーズは通常のセミアコより2回りはコンパクトなボディを実現!レスポールよりやや大きいくらいのボディはライブでも取り回しが良く、問題になりません。
スペック
・バールマホガニーアーチドトップボディ
・マホガニーネックonエボニー指板
・スーパー58ピックアップ
・クイックリリースブリッジ
インプレッション
バールマホガニーのボディは杢が出ていて美しく、独特の雰囲気があります。
又ネックは薄く細くテクニカルなプレイにも対応し、セミアコ好きにはたまらないと思います。
ボディも小さいので座って弾いても肘が上がらず、リラックスして弾けます。
弾いてみると生音が以外に大きくセミアコであることを実感させられます。
音は甘く、特にフロントピックアップで弾くとついついジャジーなフレーズを弾きたくなってしまいますねぇ。歪ませてもこのキャラクターは変わらず、腰が有りながら甘いという理想的なセミアコサウンドが堪能できます。リアピックアップに切り替えると性格はガラッと変わりロックにも十分対応できるくらいハードなサウンドです。これもヴァーサタイルなセミアコならではでしょうね
ホント日本人の為のセミアコっていう感じです。