第18回 愛すべき国産Vintage Guitarたち

 5,000円で買ってきたフェンダージャパンのストラトです。(笑)
 ネックの塗装が剥げているので、補修してやるつもりで購入したのですが、思いの他良い音がするのでこれは期待大です。
ネックの感触はとても重要ですから。好みのネックに仕上げて良いギターにしたいと思います。


フェンダージャパンストラトキャスター’54

スペック的には何も語ることのない、オーソドックスなギターです。しかし、これが5,000円なら話は別です。自分の好みにいじっても惜しくないでしょう。

 外観は’54年式ストラトで、丸型ストリングスガイド、Vネックの定番です。ただ、前述した通りネックの塗装が剥げてしまっているので一度全部剥がし、再塗装することにしました。
 
 ポリの塗装はパリパリとした塗装で、結構薄いのにはびっくり!ネックの塗装って結構薄いんですねぇ
ただ感触は変にツルツルしていて気に入りません。

 やはりラッカーの、使い込むと剥げてきてサラサラの感触は良いものです。
個人的にはボディのラッカー仕様よりネックのラッカー仕様のほうが嬉しいですねぇ
プレイに直接関わってきますから。

ちなみにボディはバスウッドで目がほとんど無いのでいずれは塗装を剥がしオペイク塗装にしようかなとも思っています。ソニックブルーやダフネブルーなんか良いなぁ(笑)
でも2トーンサンバーストって大好きだし・・・

 各パーツは錆びだらけですが、これもまた味があって良い雰囲気です、がブリッジの駒は錆びすぎなので要交換かな?イモねじが錆び付いてますから(笑)

film11.jpg (19654 バイト)

インプレッション

おなじみストラトの音です。
メイプル特有の深い歪みより、軽いクランチ程度の歪みで力を発揮するものです。
アンプもマーシャルよりフェンダー系のアンプが似合いますね。

 ネックは変に塗装せず、セラック・ニスのみで仕上げてみました。これは塗装より薄Iくて、湿気対策でもあります。
このニスのおかげで鳴りがするどくなったような気がします。

 ハーフトーンが特に良く「パクーンパクーン」と気持ち良く鳴ります。
風合いも良い感じでニスの色が焼けたネックのような色でピッタリ!感触も木の肌に触れているようで、良い感じです。
このまま弾き続けると手垢で黒ずんできて良い感じになりそうです。ちょっと湿気が心配ですが・・・

 ギターって塗装ひとつで音が変わるものなのだと実感しました。

追加!

 最近更に手を入れました!
 まず、ボディの塗装を剥がし、自家塗装をしました(笑)
色はソニックブルー、シーラー無しで下地に白を吹きました。
シーラー無しなのは少しでも木が振動するのを妨げたく無かったからです。

 そしてミントグリーンのピックガード交換、メイプル指板ネックからローズ指板ネックへ変更
まさに60年代のソニックブルーのストラトに変身しました!
そしてオリジナル必殺技はピックアップカバー!紅茶で染めました(笑)えらく真っ白だったので・・・

 当然ネックはセラックニス仕上げで、とても良い感じになっています。